Hello!
ル・モンです。
翻訳者をしています。
英語力を鍛えたいと思っている人の中には、あらためて文法知識をしっかりと身につけたいと感じている人もいるのではないでしょうか。
読解力を高めるためにはもちろん、英語で伝わる文章を書いたり、英会話にも必然になってくる大切な基礎。
それが文法知識!
そこで今回は私が使って基礎を強化できたおすすめの文法書をご紹介します。
【メイン1冊+サブ4冊】翻訳者おすすめの英文法書
個人的に、「文法書は自分に合うものが1冊あればいい」という考え方なのですが、気づいたら興味が湧いて何冊か増えていました。
メインで使っている1冊と、サブ的な感覚で増えた4冊を使いまわしています。
基礎知識をカバーする本とサポート的に使う本
文法書は昔から持っているものと翻訳者になってから改めて買い足したもの合わせて5冊持っています。
・総合英語フォレスト (桐原書店)
・English Grammar in Use (Cambridge University Press)
・英語冠詞大講座 (DHC)
・表現のための実践ロイヤル英文法 (旺文社)
・上級時事英文法 (三修社)
主観ですが、自分の中でその5冊の位置づけを図にするとこんな感じです。
基礎よりの3冊、実践的なものが1冊、そして両方のテイストを兼ね備えていてる1冊があります。
私は、基礎知識から応用までカバーできる「実践ロイヤル英文法」をメインの1冊として使っています。
文法書の使い方
基本的に、文法書は辞書のように使うといいと思います。
まずは、自分に合う基礎を網羅できる1冊を選ぶ。
苦手な項目が分かっているならそこを重点的に読み、関連する問題を解いたり、例文を暗記する。
何が苦手なのか具体的に分からない!という人は、一読することもおススメです。
目次を見てもイマイチ「節」や「用法」の名前がピンと来なくても、とりあえず読み進めれば学習するヒントが見つかります。
あとは「この辺の文章、ちょっと分からないな」と引っかかるものを重点的に強化すればいいのです。
私も英語でのインプット・アウトプットを行う際、ふとした時に「これはこういうことだったよね?」「こう言いたいけどこの表現で伝わる?」と疑問に思った時に辞書のように使っています。
それでは、おすすめの5冊を1冊ずつ見ていきましょう♪
もはや幻のベストセラー!『総合英語 フォレスト』
総合英語フォレスト (桐原書店)
私は6th edition を持っていますが、その後7th edition を出した後に残念ながら販売終了となったようです。
イラストが多く、説明も分かりやすい1冊は基礎を理解するのにとても役立つと思います。
私のように、文法の用法の名前など小難しくてとっつきにくいという方はイラストや図が多く使われていて、イメージから理解できる1冊がおすすめです。
概念的なことを確認するのに絵が多く、ステップアップして理解できる構成。
「基本」「理解」「深く知る」という3つのパートで無理なく文法のしくみが把握できます。
同じスタイルを引き継ぐ1冊
同じテイストを引き継いでいる文法書とされているのがこちらです。
画像:Amazon総合英語 Evergreen (いいずな書店)
私はForest の完全準拠文法問題集も使っていました。
総合英語 Evergreen にも『文法の基礎力を身につけるトレーニング』という完全準拠文法問題集が発売されています。
文法書と問題集を併用して使うと「読んで分かったつもり」を避けることができるのでおすすめです。
せっかく身につけた文法知識を定着するために使える「練習問題本」として、TOEIC パート5対策本も役に立ちます。こちらの記事もチェックしてみてください。
English Grammar in Use
English Grammar in Use (Cambridge University Press)
3,000円
・CEFRでいうところのB1, B2レベル対象(中級学習者向け)。
・シリーズにEssential Grammar in Use (初級学習者向け)、Advanced Grammar in Use (上級学習者向け) がある。
・アクセスコード使用でeBook版がダウンロードできる。
・見開き1ページ1ユニット。全部で145ユニット。
・Appendix 1~7。英語と米語の比較など。
・追加の問題集24ページ。
・スタディガイド(10ページの問題集)で苦手分野を先に把握し勉強するべきユニットが分かる。
・Grammar wordsが最後のページ。「形容詞」「副詞」などの英語で一覧表
実際に書き込みながら使うワークブックタイプで、「英語を読みながら英語で理解する」という英語脳の刺激になる1冊だと思います。
ある程度、日本の文法書で基礎を学んだあとは、同じ内容を英語圏の文法書でクロスチェックする感覚で勉強すると理解が深まり英語力もアップするのでおすすめです。
英語冠詞大講座
英語冠詞大講座 (DHC)
2,200円
・ベテラン翻訳家による冠詞大講座。
・練習問題が500題ついている。
日本人が苦手とする1つ、冠詞。
冠詞に特化した本ですが、文法書というよりは読み物としても楽しめます。
とっつきにくさはなく、冠詞のことがとても理解できる1冊。練習問題も解くと、冠詞を使いこなせるようになると思います。
翻訳の仕事を始めてから買い足した本ですが、とても役に立っています。冠詞に関する英文解釈に迷いがなくなりました。
この本の詳細&使い方はこちらの記事にまとめています。
表現のためのロイヤル英文法
表現のためのロイヤル英文法 (旺文社)
1,980円 (Kindle 1,062円)
・ネイティブが使う現代の生きた用例文が多数掲載。
・全24章。確認問題と実践問題がそれぞれの章にある。
・後半にある「付録」は手紙やemailの書き方など活用できる要素充実。
これは私がメインの1冊としているぐらいお気に入りです。
ほかの記事でも何度か登場していますが、とにかく「表現」を追求する翻訳者という仕事柄、この生きた例文が本当に実用的で重宝しています。
Kindle版も購入し、移動中でも読めるようにしているくらい手元に常においています。
付属の『英作文のための暗記用例文』はCDがあり、音声で耳からも覚えることができるので暗記してライティングはもちろん、リスニングや、シャドーイングを駆使してスピーキングにもピッタリの教材だと思います。
上級時事英文法
グローバル・エキスパートを目指す上級時事英文法 (三修社)
2,640円
・最初にある10問のPreview Testで間違えたセクションから勉強できる。
・2部構成18セクション。
・1セクションは12ページほど。文法解説 → 問題。
・セクション内の問題の答えはすぐ後ろのページで解説。(巻末にまとめてないので、使いやすい。)
この文法書はもともと国連英検に興味を持った時に過去問と一緒に購入しました。
政治・経済、ビジネスに関する話題はニュースや新聞で日常的に触れることが多いものですよね。
時事英語を理解して身につけることは、「生きた英語」をストックして表現力を磨くことに繋がります。
国連英検特A級は、文法力、語彙力を備えた英語の運用能力と国際常識をもとに国際社会での適応能力を査定される試験。
グローバリズムを意識しでき、英語の時事ネタの読解に役立つ1冊です。
番外編:学校で教えてくれない英文法
学校で教えてくれない英文法 (研究社)
1,480円 (Kindle 880円)
・英文法を正しく理解するためのヒントとして55項目を解説。
・ヒント1つに対して1レッスン2~5ページ(Kindle上の最小のフォントサイズで)。
私はKindle版を購入し、読み物として通読しました。難易度は正直、高めだと思いますが、微妙なニュアンスの差など、確かに学校では習わないような深い知識が身につくと思います。
翻訳の仕事をするようになってからもたまに読み返すのですが、その都度改めて面白く感じます。ある程度、基礎文法が頭に入った状態で読むことをおすすめします。
まとめ:メインの文法書は1冊
英語文法書は巷に数多く存在しています。
基礎を頭に入れるには、あれこれ手を出さずに自分に合った1冊を探し出し、それに集中する方がベターです。
でも、英語をずっと勉強するにあたって、足りないところを補うサプリ感覚で複数の文法関連本を読むのはおススメです。
学んだ文法要素を英語で読んでみる、気になった項目を深堀してみるなど、色々な角度で勉強すると知識に深みが出ると思います。
基礎固めにおすすめ:『Forest/Evergreen』 などイラストや図で「概念」から身につく。『English in Use 』で英語のまま理解する。
表現磨きにおすすめ:『ロイヤル英文法』で多くの実用的な例文に触れる。
知識深堀りにおすすめ:『上級時事英文法』、『冠詞大辞典』、『学校で教えてくれない英文法』でさらに知識を豊かにする。
自分が今どのあたりにいるのか、何が苦手に感じているのかを把握するためにもメインとなる文法書1冊を探してみてください。







